これは、去る2016年9月に開催された、山口県立美術館での催し「和紙をプロダクトする。」展に、小澤商店が参加させていただいた時の記録です。

山口県立美術館「和紙をプロダクトする。」展(2016/9/23~10/10)

和紙をプロダクトする。展 美術館発行のタブロイド紙

「デザインとは、先人の知恵を未来につなげていくもの」。ファッションデザイナー 浜井弘治さんによるデザインやものづくりに関するコンセプトのもとに、和紙を素材にしたプロダクトの展示が、山口県立美術館で開催されました。

展示では、浜井弘治さんデザインの「和紙糸の服」を展示。
和紙糸が開発されるまでの試行錯誤・紆余曲折が描かれ、日本の古き良き伝統の素材を、現代、さらには未来に向けて提案したとても興味深い展示となりました。

やわらかいひと型のマネキンが和紙糸の服をまとい、ふわりと浮かんでいます。→和紙糸の服

和紙糸のバリエーションを展示。質の違いを手に触れて感じることができました。

和紙にちなんだ小澤商店の製品も、一緒に展示していただきました。→斐伊川和紙の製品

小澤商店の荒物・生活雑貨たちも登場

メインの展示スペースのほか、エントランスホールをはさんだ反対側では、昔懐かしいレトロな雰囲気たっぷりの荒物を展示。昭和のころから生活に根付き、愛されてきた暮らしの道具が、ところ狭しと並べられました。

小澤商店展示スペース

小澤商店は、亀の子束子の古くからの正規代理店なのです。

前川金属の洗面器に亀の子束子をこんもりと。→前川金属の製品 →亀の子束子の製品

県立美術館の中に、昭和レトロの生活雑貨が突如あらわれ、お客さんもさぞかし驚かれたことでしょう。年配のお客さんは「懐かしい」「これ持ってた!」などと、手にとって眺め、その場で買われて行く方もたくさんいらっしゃいました。今の若い世代やお子さんには、この光景がどのように写ったのでしょうね。機会があれば感想を聞いてみたいです。

格子状の棚にも雑貨がぎっしり。中央は、職人さん手造りのソーイングボックス。

亀の子束子のパペット。親子で積み重ねるととてもかわいらしいです。

白木屋傳兵衛の江戸箒たち。 →白木屋傳兵衛の製品

あまりの存在感に、主役の和紙糸の服を食ってしまうのではないかと心配の声(笑)もありましたが、おかげさまでどちらの展示も好評を得ることができました。

小澤商店がお届けする製品は、つくり手の思いがつまった機能美あふれるものがたくさんあります。一見時代に逆行しているように見えるものたちも、その中に秘められたストーリーを知れば、きっとその魅力に釘付けになると思いますよ。

今後もこういった展示の機会をいただきながら、昭和の愛すべき製品たちをご紹介していけたらいいなと思えたイベントでした。

次はあなたの街に荒物たちが登場するかもしれません!(笑)